【J@QのM@STER Question】#14 虎猫(@nekotoraP_77)さん
アイドルマスターが好きなプロデューサーの皆さんにインタビューを行う【J@QのM@STER Question】、始まります。 当企画の概要は記事の最下部に掲載がございますのでそちらからご覧ください。
さて本日はその第14回。
虎猫(@nekotoraP_77)さんです。
虎猫-とらねこ-:現在興味ある、情報を追っているアイドルマスターシリーズはシンデレラガールズ、ミリオンライブ、シャイニーカラーズ。
担当アイドルは諸星きらり、松田亜利沙、園田智代子、特別な感情を持つアイドルは福丸小糸。
趣味は大喜利、MCバトル鑑賞、読書、映画鑑賞。
ー本日はよろしくお願いします。
はい、宜しくお願いします!
ー今回は7つ質問を用意しています。
①アイマスに出会ったきっかけをお聞きしたいです!
765のアニメを見たのが最初だと思います。放送してから結構経った後に人に勧められる形でDVDを見たのが始まりですね。
ただそれきっかけでゲームをしたりっていうのはやらなくて…。その代わりって訳じゃないんですけどアイマスが好きな人が周りに沢山居たのでアイマスがテーマの大喜利会を開いたんですよね。その時は大盛り上がりでした。
ただその大喜利会の場で満足して一旦僕の中ではアイマスが完結しまして、また触れるまでは何もなかった期間でした。一つの作品としてアイマスは好きではあったんですが特別視する事はありませんでしたね。
―765を見てた時に好きな子は居ました?
アニメを見ていた頃は我那覇響ちゃんが好きでしたね。その後劇場版を映画館で見たんですけどその時に天海春香ちゃんが改めて良いなと感じました。というかあの作品を見て春香を好きにならない人いないでしょ(笑) 主人公としてやセンターとしてのカッコ良さが劇場版で前に出てましたからね…本当に凄かった。
その後契機となったデレマス大喜利は2015年に開かれました、デレステが始まる時ですね。
僕は当時デレアニをちょっとしか見ていなくて、むしろ会に向けて参加する為に見ていたという感じなんですよね。アイマスに帰って来たのはこの大喜利がきっかけです。
アニメを見た時は蘭子が好きだったんですけど、当時のツイートを漁っていったら「きらりが人間的に一番好き」みたいなことを言っていて、担当という話はしていないんですけど何だかんだその時から気に入っていたんだろうなと思います。
2期通しても蘭子が最高でしたが、最後のほう、急速にきらりも良くなってきました。最初は、すいません、うるせー!とか思ってましたけど、きらりは聖母でした、すいませんでした、最高…。
— 虎猫 (@nekotora77) 2015年10月16日
当時のツイート、聖母という言葉で讃えている。
ただまた同じ流れなんですけどデレマス大喜利が終わった後もアイマス大喜利の時と同じで自分の中で一段落してコンテンツ自体に熱が入っていくという感じでは無かったです。デレステはプレイしていましたけどコミュを開けるでも無かったですし…。
でもそこからデレマス大喜利が回数を重ねるごとにデレマスに対しての気持ちは大きくなっていきましたね。参加者も増えて行ったのでデレマスが好きな人との繋がりも増えましたしコンテンツに触れる回数も増えましてズブズブとハマっていきました。どうしてこうなったのか(笑)
②今まで見た作品で影響を受けた作品はありますか?
作品とかじゃないんですけど、影響を受けたのはBUMP OF CHICKENですね。自分が使う言葉や文章の表現だったりが中学校から聴いていると似て来ちゃうんですよね。自分は曲を作ったりするわけじゃないんですけど言葉の使い方や世界観などは露骨に出ていると思います。
あとは伊坂幸太郎っていう作家さんが居るんですけど、彼の小説のセリフ回しが独特というかチープな言い方で言えばロックな感じがするんですよね、キザというか。とにかくカッコいいセリフが多いんですよ。自分が何かを書いたりする時の考えの根本にあるんじゃないかな。
―BUMPで聞いて欲しい曲はありますか?
「真っ赤な空を見ただろうか」っていう曲を聞いて欲しいです!
この曲は藤原基央さんの藤原節が分かりやすく出ていて、
「ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ」
という対比を作る事で強さを表現していて、もっと言うと強さは弱さで弱さは強さだという事を表しているんですよね。そもそもバンド名が「臆病者の一撃」なので、マイナスをプラスに変える良さが強く出ていると思います。単純に曲として良いですし皆さんに聞いて欲しいですね。
この曲を聞く度に僕はこういう事を普段言いたいというか伝えたいんじゃないかと思います(笑)
③大喜利の良さや他人に伝えたい点をお聞きしたいです。
④担当アイドルとの出会いと好きなカードをお聞きしたいです。
諸星きらりちゃんは⓵の質問で話した通りデレアニを見た時に人間的に凄い尊敬できると思ったのが始まりですね。
ただ当時は担当アイドルって言う概念がそもそも無かったです。そこから凸レーションのアニメ内での楽曲を集めたCDを買ってドラマも同封されていたので聴いてみたら本当にきらりが良い子で最初に聞いた時にボロボロ泣いてしまったんですよね。
ラジオの収録をするお話だったんですけどきらりとみりあちゃんと莉嘉ちゃんが話す中できらりが自分の身長に関するコンプレックスを話すシーンがあって…そこまで暗い話ではないんですがきらりにそういう抱えたものがあるというのを知らなかったんですよ。そういった経緯で思いが蓄積されていって特別な感情を抱くようになり担当に至るという感じです。
自分を信じて歩いて来たきらりが辿り着いた場所。
彼女だからこそ見れた景色、彼女だからこそ見せられた景色。
諸星きらりというアイドルの、一つのゴールが垣間見えるカードです。
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松田亜利沙ちゃんは最初から何となくちょっと自分に刺さるんじゃないかという先入観がそもそもあったんですけど、これもアイマス、デレマスとの出会いと同じでミリオン大喜利があってそれをきっかけにミリオンライブ!を勉強したんですよ。
その中で亜里沙がライブに初めて出る話があって。
彼女は所謂ドルオタでアイドルは自分とは違う崇高な存在と感じていて、そんな自分がアイドルとしてステージに立たなくてはならない事を非常に悩んだんですけど、そこで出した結論が「自分をアイドルとして100%認める訳じゃないけどアイドルとしての自分を応援するつもりで頑張ります!」というもので…その概念が余りにもカッコ良くて好きになっちゃいました。
凄い嫌な言い方になるかもしれないんですが自己に対するコンプレックスがあるという部分は自分としても共感できる点はあるので。影がある反面、強さも持っているのがきらりと亜利沙の共通点でもあるので乗り越えようとしている所を見ると非常に畏れ多いんですが応援したいなと思っています。
亜利沙のアイドルへの愛が始まった一ページであり、
また、同時に亜利沙のアイドルへの道が始まった一ページを描いたカードです。
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園田智代子ちゃんについて喋った機会は全く無いと思います。なんなら初めてくらいなんじゃないかな(笑) 二年前くらいにシャニマスの大喜利があってまた勉強しましょうという流れになりまして、ガシャを引いてみたら[ちょこ色×きらきらロマン]っていうSSRのカードが出たんですよ。そのコミュを読んだら滅茶苦茶良くてそこでひとめぼれしました。
シャニマスは全然上手じゃなくてW.I.N.G.を中々優勝できない時期はあったんですけどこの子のTRUE ENDを見る為に必死に頑張りました、って言えるくらい彼女の話を見たかったんですよね。
コミュの内容としてはプロデューサーと智代子の距離感をテーマにした話なんですけどそれが可愛かったっていうの同時に「この子は一体何歳なんだ」ってくらいメンタルが強いところがあるんですよね。可愛いだけじゃなくて相手に対して目線を合わせて話せる強さも持っている点にビックリしてしまって担当アイドルにしました。
ただ担当になったものの僕が智代子に対して出来る事は何も無いだろって思ってしまうくらい凄い子だと思っていますし、 G.R.A.D.のコミュなんか見てると強すぎるだろ…と畏怖すらしてしまいます(笑) アイドル活動をする上でチョコアイドルとして頑張ろう!というのが彼女のポリシーなんですが、その自分のスタンスをアイドルとして「戦う」って表現をするのは余りにもカッコ良くないですか?
今はそんな智代子がメンバーとしている放クラの熱さにも触れてユニット推しになりつつあります。最早尊敬に近いですね。
智代子を好きになったきっかけのカード。
普通のようでいて、実は全然普通じゃない、智代子の可愛さと強さが詰まったコミュが最高です。
⑤特別な感情を持っている福丸小糸ちゃんに対してどんな感情を持っていますか?
小糸は好きの度合いで言ったらかなり大きくて実装された時からずっと感情を揺り動かされています。W.I.N.G.のコミュも滅茶苦茶泣いちゃいましたし。
アイドルとしてかわいいっていうのもあるんですけど彼女は自己肯定感がかなり低くてノクチルの周りの3人が凄いのもあって人よりも何倍も努力しなきゃというマインドがあるんですよ。その点が僕に対してあまりに共感性が強くてどのコミュもナイフに刺されたような感覚になります。
ただ自分が悩んでいる事と同じことを彼女は悩んでいる故に担当アイドルには出来ないんですよね。担当アイドルに迎えるという事はその子に対して責任を負うという事だと思っていて、その子に対して何かを与えてあげないといけないと思っているので中々彼女を担当には出来ないと思います。ただ少なくともシャニマスで一番感情を持っているのは彼女です。
小糸2枚目のSSR。小糸はカードとコミュのたびに成長が感じられて良いんですが、
ゆっくりと自分と向き合えるようになっていく、その過程が感じられるこのコミュが好きです。
⑥趣味が多くありますが、アイドルとそれぞれどんなことをして休日は過ごしたいですか?
こ~れは…難しいですね。あまりそういう概念を考えた事は無いし、趣味は色々あるけど自分のそのままを押し付けたくないので趣味とは関係の無い事をするかもしれないです。
いやこれめっちゃ恥ずかしいな…(笑) 敢えて言うなら特別な事よりも普通の休日を過ごしたいですね。
本当に恥ずかしい事を言っているかもしれないんですが、その子と特別な事じゃない事を繰り返して重ねていく内にそれが特別な思い出になったら嬉しいじゃないですか。やる事は何でもいいんですがそういう関係を築けたらいいなと思います。
きらりとは一緒に星を眺めるような過ごし方をしたいですね。僕がそんなに星が好きな訳じゃないんですけど…そういう静かな雰囲気で何をするまでも無く、「きらりと星を見た」っていう思い出が残ればいいなぁと思います。
⑦最後にアイドルと自分の関係のこれからについてお聞きしたいです。
これはさっきよりも難しいかもな。自分がアイドルに何をしてあげられるかという事に関してはずっと悩んでいるので…。いざアイドルの皆と目線を合わせるとなった時に躊躇ってしまう所はまだまだあります。
ただ担当アイドルを名乗ったからにはやっぱりその責任を果たさなきゃと思いますし、アイドルとちょっとずつ距離感を近づけられればいいなと思います。
ー今回はインタビューありがとうございました!
ありがとうございました!
【筆者ひとこと】
大喜利の世界に飛び込んでからずっとお世話になっている虎猫さん。今まで夢ソンを送り合ったりして印象づいたきらりちゃんに対する落ち着いたスタンスと根強い責任感がより詳しく伺えた他に智代子ちゃん、亜利沙ちゃん、小糸ちゃんの三人への尊敬と憧憬、共に歩む姿勢がお聞き出来て非常に満足しました。一歩一歩進んでいく虎猫さんと隣のアイドル達をこれからもゆっくり見守りたいです。
【J@QのM@STER Question 企画概要】
『人間は自らの感情でも認識し得ない領域があり、それは話す事などのアウトプット作業で初めて気づくことが出来る』という筆者自身の経験に基づき、インタビューというアウトプットの機会を提供する事で様々なアイドルとプロデューサー(ユーザー)の関係を調査したい、という思いから生まれた企画となっております。どうぞ出演者の皆様の経験や関係に想いを馳せてくだされば幸いです。
【筆者紹介】
J@Q(じぇいきゅう)
応援しているアイドル⇒本田未央、松山久美子、矢口美羽
担当としてプロデュースしているアイドル⇒風野灯織、七草にちか
性癖全部詰め込みアイドル⇒中野有香
矢口美羽非公式応援Discord『美羽コード』管理人