J@Qの原稿用紙

アイドルマスターに関わる方やアイドルマスターに関する記事を書きます。

【J@QのM@STER Question】#7 3104(@3104_17_P)さん

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アイドルマスターが好きなプロデューサーの皆さんにインタビューを行う【J@QのM@STER Question】、始まります。 当企画の概要は記事の最下部に掲載がございますのでそちらからご覧ください。

 

さて本日はその第七回。

3104(@3104_17_P)さんです。

 3104-さんいちぜろよん-:現在触れているアイドルマスターシリーズはシンデレラガールズ、ミリオンライブ、シャイニーカラーズ。担当アイドルは双葉杏安部菜々中野有香、長富蓮実、ロコ、木下ひなた、杜野凛世、特別な感情を持っているアイドルは鷹富士茄子、水野翠、浅倉透。趣味は生放送、大喜利TRPG、小説書き。

www.pixiv.net

www.nicovideo.jp




 

ー本日はよろしくお願いします。

は~い!宜しくお願いします。

 

ーフォローしたのはかなり前だったはずなんですけどお互い話すようになったのはここ一年ですよね。

そうよね!全然覚えてないくらいで…(松山久美子合作の際にお互いを認知こそしていたがその前にフォローはし合っていた)。最近急にイチャイチャしてるもんね(笑)

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 ーそうですね(笑)それでは本日はよろしくお願いいたします。7つ質問を用意しています。

 

アイマスに触れ始めたのはいつ頃ですか?

2016年の8月末でした。だからちょうど(インタビュー実施当時)5周年くらいですね。ニコニコ経由でしか知らないコンテンツでした。だからなんか「やってんなぁ」くらいの感覚です。その時に好きな実況者のむつーさんという方が宮本フレデリカちゃんをガチャで引く動画に出会ったんですよ。

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で、動画を見てみたらそもそも登場する子が滅茶苦茶多いし、その配信者さんがそのキャラの名前とその子を紹介する一言を全員漏らさず言えてて、そんなに沢山居るのに全員キャラが立っているのが凄くない?と思ってデレマスの底知れなさを感じました。その時に大体大学のサークルなどもひと段落してデレステをインストールしたら何だかんだハマったって感じなのかな。

 

―最初はニコニコが入り口になった?

そんな感じですがアイマスタグを追っかけているって訳じゃなかったし組曲の元ネタとしてあったなぁという具合です。

www.nicovideo.jp大学の同期はオタクが多かったのでカラオケに行った時に「キラメキラリ」を歌っていたりしたんですよ。ニコニコは性質上同じコンテンツを推している人がコメントという形で目に見える形で出てくるんですけどそれ以上の交流は無いじゃないですか、そんな中デレマスでは初めてゲームで繋がる人が出てきて…ソーシャルゲームの凄さを肌で感じたのはそこです。

 

―その頃に今のツイッターアカウントが出来た?

2017の4月ですかね。当時はアニメの感想を言うアカウントとかはあったんですけどアイマス関連のアカウントは持っていなくて…。そこで安部菜々さんの事を呟いたら捕捉されて、そういう世界というかアイドルを愛でる界隈があるならそれに特化したアカウントを作ろうかなと思った次第です。確かちょうど第六回総選挙の時期かな。

 

 

アイマス以外に触れていたコンテンツはありますか?

うーん、やはり2016の直近だとボカロが多くを占めていましたね。徹夜でボカロカラオケでやっていたし、学生なので都内のカラオケ歌広場で歌ったりしていました、安いんですよね(笑)

当時は学園祭の実行委員をやっていたんですよ。だから作業しながら動画を流すなどはしていたんですけどガッツリハマれるものが時間の関係で無くって。だから美少女コンテンツとしてハマったコンテンツはあまりなかったですね。ボカロを美少女コンテンツとしては見ていないですし。強いて言うならアマガミコンシューマーゲームとして2014年頃にやりこんでいたので美少女コンテンツに入るハードルを下げてくれた気がします。

www.amagami.info元々ちょいちょいポケモンのレート大戦とかスプラトゥーンとかで対戦ゲームはしていたんですけどその流れとか熱意が今はアイマスにいったという感じです。

 

―アニメとかはあまり見なかったんです気ね?

響けユーフォニアムとかが自分が吹奏楽部に居たのでハマっていました…って美少女コンテンツにハマってるやないか(笑)のんのんびよりごちうさもシャーロットも見てたわ!!!2015~2016辺りは大学の友達と一緒に沢山見てたかな。逆に言えば高校生まではハマる兆しが無かったです。

anime-eupho.com

nonnontv.com

gochiusa.com

charlotte-anime.jp

 

―どういう高校生でした?

ニコニコをオタク動画サイトじゃなくておもしろコンテンツ広場として見ていましたね。いさじさんの替え歌を馬鹿笑いしながら見てました。

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(R-15要素もある為に視聴は同意の上で)

 

③生放送、TRPGをやる上でのモチベーションは何処から湧いていますか?

TRPGは実況者さんとか動画のリプレイ配信とかでセッションの様子を見たのがきっかけで同じようにやったら楽しいだろうなと思ったのが始まりです。最初の頃はエモ要素多めなシナリオを回す機運はあまりなくて勧善懲悪的なシナリオがメインでした。

 

生放送は出島さんやミノPさんと猥談をしたのが始まりでしたね。2017年の終わり頃に猥談をしようと出島さんにお呼ばれされたんだったかな(笑) 総選挙が終わってから配慮は勿論しつつ、Twitter上で好き勝手そういう話もするようになったので周りの皆の中で「そういう話をしていいぞ」のカテゴリーに入ったんだと思います。その後自分で初めて枠を取ったのがアマガミの話をする放送ですかね。その後2018年にはぼかます*1やセッション放送を始めました。

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生放送の大変さをここ一年身をもって実感した筆者にとってこの放送ペースは衝撃でした。

 

―1年でぼかますが生まれたんですね!

なんとなく「生放送って好きな事話していいんだな」という感覚を持ったので、アイマスが好きなオタクを自分が好きなボカロに引き込む生放送をやったんですよ。そこで集まった方々とぼかますを始めようかなと思った次第です。時期的に引っ越しとか総選挙が落ち着いたきっかけに好きな事やろう!としてたんじゃないかな。

 

―インターネット上に声を出すのに抵抗などはありませんでした?

周りの安部菜々Pさんを誘って喋りたいなと思いDiscordサーバーを作って話していて…その前に少女A*2に出ていたのでそういう意味で声を出すハードルは下がっていましたかね。俺達のSmile History*3などもやっていたので実況者とかじゃなくて一般ユーザーでもやれるんだなと思ったので声を出す抵抗にワクワクが勝った感じでした。

 

―僕なんかは怖がっていた側だったので羨ましいなと感じてしまいました。

いえいえ、僕も最初から適性があったって感じじゃなかったんですよ。誰もが通る道ですけど僕も自分の声が好きではなかったので。だからワクワクが勝った時の楽しさが抜けてなくてそれが今もモチベーションになっているんじゃないかなと思います。だからモチベーションを維持するためにどうこうするって感じじゃなくて極端に言えば僕は興味が無くなったらサッと去ります。

今の環境は僕の性格上もともと企画立案が好きだったのもあって結構凝った事も出来るようになったし、成長を実感しながらやれるから楽しいな~と思っています。あとは体力との戦いですかね(笑) 趣味系統では今が一番楽しいかもしれないな…と思います。

④担当アイドルについて、それぞれ好きになったきっかけ、好きなカードを教えてください。

双葉杏ちゃんは最初のSSRで愛着が湧きました。それ以上に説明がつかん!何で好きになったのかは分からないけど根強い愛着で今まで一緒に居ますね(笑)

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[ぐうたら王国] 双葉杏+
一番最初に引いて、それ以来ずっと編成にいる杏のSSR。もはやいないと落ち着かない。

安部菜々さんは目指せ!シンデレラNO.1!*4についているセリフで「お母さん選挙の手紙が来てる!」ってセリフがあって…。そこでおもしれ―女と思って好きになりました。

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[ドリーミン☆ウサミン]安部菜々
属性全部盛りの彼女の夢「歌って踊れる声優アイドル」を最高の形で叶えてくれたカードなので……

中野有香ちゃんはおねシンのソロの歌唱力とちょっとだけポンコツな面を好きになりました。彼女の伸びる声が凄く好きで合唱を齧ったりもしていたのでより凄さを感じました。

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[日々鍛錬]中野有香
彼女らしいカード名なんだけど、このときの服が一番かわいい。超かわいい。かわいくないですか??

長富蓮実ちゃん…蓮実ちゃんはどうだろうな、ぶっちゃけると見た目が好きだったんですけど昔子供だった頃は父親が車のオーディオ権を握っていて、流していたのが1970年代の曲だったんですよ。蓮実ちゃんもその年代の音楽や文化が好きなのでそこで響き合った部分が大きいですね。ああいうオタク気質の子って波長が合わない場合があるんですけどその波長が彼女とは合ったという感じです。

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[心染まる季節]長富蓮実
春って一番この子らしい季節だと思ってて、その真ん中にいるこのカードの蓮実ちゃんは普段にも増してすごく魅力的に見えるんですよね。

伴田路子ちゃん、ロコはねぇ、最初ミリシタでは桜森香織さんが好きだったんですけど、彼女をわんこみたいで可愛いなと思ってわしゃわしゃしてたらドンドンと好きになってしまいました。HOTCHPOTCHライブで現地で歌を聴けたのも大きかったですね。当時初めてのアイマスライブは5月の宮城でのシンデレラガールズの方で行っていたので声優さんが歌うのには慣れていたかな。だからロコの声優さんの中村さんの動きが彼女とかなりシンクロしていてグッと好きになりました。

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[特別な日のために]ロコSSR+
ロコの一番綺麗な衣装であるとともに、彼女にとってドレスもアートの一つなので、それをお披露目してるドヤ感もあって最高の顔してるんですよね。

木下ひなたちゃんは死ぬほど疲れていた時に声を聴いたら溶けちゃった…。彼女の声って疲れた時に一番刺さるなって思います。ひなたの曲と言えば皆の中でりんごのマーチだったんですけど「あのね聴いて欲しい事があるんだ」を聞いた時こっちのほうが良くない?となりその声を更に気に入っていきました。

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[アニマル・パレード♪]木下ひなた+
この衣装、世界で一番かわいいと思ってます。ほんとに。ステージの後もニッコニコなんだろうなーと思うとこっちも頬が緩みます

杜野凛世ちゃんとの出会いは2019年の冬ですね。当時俺達の夢ソン生*5に初めて出演側として出てボコボコにされたんですよ。シャニマスが始まってからずるずるしていた頃はあったんですけど…。みくもさんに「3104がシャニマスやってないのバグでしょ」って言われてやり始めて。凛世は二次創作だと面白い役に寄ってたので、軽い気持ちでWINGをやったらめちゃめちゃ可愛くね?となってしまって(笑) その流れで凛世と何回もプロデュースしていくうちにこの子は僕の他の世界線を見通しているんじゃないかと感じたんですよね。創作者3104として彼女の言葉は詩的だし一緒に居る事に実りがあると思ってつるみ始めたという具合です。

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[階段式純情昇降機]杜野凛世
凛世との距離が近くなったんだなあ……って思わせてくれる、かなり感慨深いカード。凛世の担当になってからの時間経過を感じます。

 

⑤担当アイドルの定義はありますか?

これねぇ、質問見た時から考えたんだけど無いんじゃないかな…(笑)一人の人間には限界あるので増やさないようにしてるんですけど関わらなくなったからと言って担当を降りる事は無いんですよね。

担当っていうのはゲーム内のロールプレイもあると思うんだけど、昔仲が良かった人にアイマスがめっちゃ好きなオタクが居て担当って何?と聞いてみたら「好きな子の事だよ」と聞いて僕はそれが根っこにあるからすごく好きな子を担当と呼ぶというスタンスです。肩書として俺はこの子が担当だと名乗る実感というか嬉しさが湧くので名乗っているという感じです。

逆に良い意味であいつが好きって言うの癪だなと思ってしまう子が居ますね(笑)凛世なんかもその括りでしたけどその癪という気持ちを超えたので今担当になっています。自分と波長が合う所が見つかったり、単純に興味を持ったりした子を担当にしている感じなので明確な定義は無いです。僕の中のこいつを担当と名乗るの癪だなという壁を破れるかになってくると思います(笑)

 

⑥特別な感情と答えたアイドルに対してどんな感情を抱いていますか?加えて一番衝撃を受けたカードを教えてください。

あぁ~(ダメージが入っていそうな溜息)

水野翠さんは同級生概念として確立したのでよほどいたずらが無い限りプロデューサーになる事は無いんじゃないかな。同級生概念があるからお互いその枠組みで接しています。僕は今日が下ったので共学で良かったなと思う瞬間は男の子としてあって、色気があるなって思う瞬間とか手を出す勇気の無い男の子特有の感情がある気がしてそれを翠さんが埋め合わせているという感じです。

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[きらめく水流]水野翠
よくないよ

鷹富士茄子さんはそもそも見た目とか包容力が好きなんですけど、特別な気持ちになったのはデレマスの憑依大喜利*6で茄子さんの憑依をとっさに思いついて大喜利の先輩であるひらはらさんと競るくらい戦えた事があって…そこから自分を導いてくれた特別な人って感じが強いですね。3104と茄子さんが一緒に居てもやんちゃな感じにはならないので担当にはならないのかなと思います。

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[満点の高志]鷹富士茄子+
よくないよ

この中で言えば浅倉透ちゃんとの関係性が一番プロデューサーとアイドルに寄るかもしれないです、彼女と接する時には同い年というより27歳の僕と高校生の透という関係です。二十代ってまだまだ子供を残しているんですけど彼女といる時は気持ちよく大人になれる瞬間があるんですよね。一緒に居ると萎縮が無くて自然体で何かが生まれるんじゃないかという期待感があるんですよ。お互い自然体であり続けるからこそ過度に何かを期待する事も無いし。他の担当7人には無い雰囲気でかつこちらの何かが起こるかもしれないというワクワクを重すぎず感じてくれるし感じさせてくれるので良いなぁと思います。あと3104は自分見透かされるのが好きなので。癪な感じはありますがね(笑)

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[つづく、]浅倉透
コミュがメッチャクチャ良かった……自分の考える浅倉透とプロデューサーの像を見透かされてる気すらしました

 

―「癪」っていうのはどういう感情なんでしょうね

恋愛って感じでもなくアイドルとしてどうこうじゃなくて一人の女の子として一緒に居る空間が楽しいと感じているのかもしれないですね。そういう子にはこっちが何かを与えるプロデューサーとしてではなく今のフラットな関係を通して二人でいる時間を楽しみたいと感じています。

 

⑦アイドル達とのこれからの関係性の展望等があればお聞きしたいです。

今の子たちに関しては出たとこ勝負って感じかな。僕のモットーって担当7人それぞれに世界があると思っていて。別に全部は描写しなくてもいいし、その間でも何があっていいと思うんですよね。それ以外の瞬間でも生きているんだよ、という感覚はTRPGと同じように持っています。

僕が書いていない間にもその世界の3104はアイドルと生きてるし。マザー3104(31さんの世界を作り上げる31さん張本人)が出たとこ勝負で楽しんでいればいいんじゃないかなと思います。でも今は勢いのあるフォロワーの甘酸っぱい関係が羨ましくてそういうのが欲しいなぁと思っています(笑) これからを考えても未来でTRPGやってるしれないし大喜利やってるかもだし生放送やってるかもだし予想できないから考えたってわかんないのよ(笑)

 

―その日の31さんが楽しければよいという具合ですかね?

それが一番ではありますが、いくつかのコミュニティーに居て仲の良い関係を築かさせてもらっている自覚は勿論あるのでそういった方々への義理は果たして関係を維持するための制約の中で好き勝手したいなと思います。あとは現場の3104にシーンをお渡しします。

 

ー今回はインタビューありがとうございました!

はい!ありがとうございました!

 

【筆者ひとこと】

TRPG大喜利、生放送、小説の執筆…様々な趣味とコミュニティーを行き来している31さんだからこその人付き合いの丁寧さや自らの楽しませ方を直に聞けたとても良い機会でした。これから31さんの『癪』の壁を破る、もしくは飛び越える子が居るのか楽しみにしております。

 

【J@QのM@STER Question 企画概要】

 『人間は自らの感情でも認識し得ない領域があり、それは話す事などのアウトプット作業で初めて気づくことが出来る』という筆者自身の経験に基づき、インタビューというアウトプットの機会を提供する事で様々なアイドルとプロデューサー(ユーザー)の関係を調査したい、という思いから生まれた企画となっております。どうぞ出演者の皆様の経験や関係に想いを馳せてくだされば幸いです。

 

【筆者紹介】

J@Q(じぇいきゅう)

応援しているアイドル⇒本田未央、松山久美子、矢口美羽
担当としてプロデュースしているアイドル⇒風野灯織、七草にちか
性癖全部詰め込みアイドル⇒中野有香

矢口美羽非公式応援Discord『美羽コード』管理人

Twinkle☆☆★StarS星空部署(本田未央嫁プロダクション)三代目代

*1:ボーカロイド曲で選ぶアイドルイメソン生」の略

*2:「俺達の少女A」の略。好きなアイドルの事について三分間の音源にまとめて紹介する生放送

*3:アイドルとのなれそめを紹介するユーザー生放送企画

*4:アイドルのソロ曲をテーマとした「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER」というシングルCDにおいて収録されているドラマ形式のボイス

*5:アイドルとプロデューサー(ユーザー)の関係に曲を送り合う生放送

*6:アイドルになりきり、そのアイドルが答えそうな回答を大喜利として楽しむ企画