アイドルマスターが好きなプロデューサーの皆さんにインタビューを行う【J@QのM@STER Question】、始まります。 当企画の概要は記事の最下部に掲載がございますのでそちらからご覧ください。
さて本日はその第十一回。
ちゅーじん(@Utyu_Galaxy)さんです。
ちゅーじん-ちゅーじん-:現在触れているアイドルマスターシリーズはシンデレラガールズ。担当アイドルは二宮飛鳥、ジュリア、七草にちか、和泉愛依。趣味は映像制作、アイドルマスター好きな人を観測すること。
ー本日はよろしくお願いします。
は~い、宜しくお願いします。
ーそれではよろしくお願いします!7つ質問を用意しています。
①アイマスに触れ始めたのはいつ頃ですか?
大学一年生の時はラブライブサンシャインが好きだったんですけど食堂などではアイマスの話をよく聞いたんですよね。その話題に置いて行かれたくないなと思いデレステを始めました。時期と言えばセクシーギルティ―のイベントの頃ですね。
―周りの影響もあり?という具合ですか?
始めようとしたきっかけはそんな感じですね。最初にアイマスを知ったのはニコニコ動画で仮面ライダーのアイマスMMD動画を見ていた時かな。キャラとかの好みがあるわけではなくひたすらかっこいいな―くらいに思ってました。
―ではアイマス以前にラブライブに触れているとなるとアイドルコンテンツ自体には抵抗は無かったですか?
いや、そういうわけじゃなく苦手でした。アイドルって表面的な所で外から見てると周りにちやほやされて持ち上げられて…みたいに見えるじゃないですか?言い方は良くないですけど。でも知っていけばひたすら努力して色んなものと戦っているのが分かるんですよね。かわいいとカッコいいが同居しているのは素晴らしいなと思います。
②今まではどんなコンテンツに触れていましたか?
イナズマイレブンが好きで初期からずっと見ていました!他には仮面ライダーですかね、勧善懲悪のストーリーとカッコ良さを気に入っていましたね。結構仮面ライダーってクロスオーバー*1があるじゃないですか、その影響でアイマスと仮面ライダーのクロスオーバーのSSもアイマスに触れていないのに見ていたって感じです。
―他にアニメなどは見ていなかったんですか?
アニメに触れるのはちょっと遅くて高校生くらいから見始めたんですよね。「キルラキル」が始めて見た深夜アニメかな。すっごい派手な演出とか文字がバーンと出るのとか「ヱヴァンゲリヲン」に似ているなと思いながら見ていました。
その時は進撃の巨人も見てましたね。初めて「死」という概念を意識させられたのはあのアニメかな。※進撃の巨人のネタバレを含む内容で盛り上がる
えっ!?!?!?進撃の巨人がアマプラでアニメは当然の事、総集編映画と実写映画まで全部見られるんですか!?!?!?!?今すぐチェックだ!!!!!!!!!!!
すみませんでした
―他にゲームなどはどうですか?
ハマったのは星のカービィですね!当時はWiiとかWiiUを持っていたのでハードが無かったモンハンとかは世代的には流行ったんですがやりませんでした。ちなみに一番好きなのは星のカービィ3ですね。メルヘンに見えて血を吐いて死ぬキャラとかカッコいいBGMとかがあって本当に子供向けか?ってくらい凝ってるのでそういった雰囲気をとても気に入っていましたね。あんなただのピンク玉に見えるカービィもなんだかんだヒーローですからね。25周年記念で制作された今までの作品が集まっているソフトを買って全作やり尽くしちゃいました(笑)
③動画編集や歌唱だったりはどこかで習ったんですか?それとも独学ですか?
④担当アイドルとの馴れ初めと好きなカードについてお知らせください。
二宮飛鳥ちゃんはデレステからですね。出会った後の愛着があったという感じです。
二宮飛鳥がまさかの可愛い路線で最初はびっくりしたんですけど彼女って結構どんなコンセプトでも一切恥ずかしがらず「このコンセプトにあった自分を演じる」のが特段に上手いんだなあっていう印象をこのカードで強く受けました。自分を押し殺して人の波に流れるこの世の中こそ彼女みたいな「特異点」が必要なんだと思いますし、これからも彼女の放つ言葉に注目していきたいなと思った至極の一枚です。
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ジュリアちゃんはミリシタをやっていたら友達からグリやれよ!グリやれよ!!!と言われて始めました。グリマスは最初にログインするとポケモンみたいな感じで三人から一人好きな子を選べるんですけど、そうしたらボーイッシュな彼女が目に入って。一途な感じが気に入ったのと、そもそもアイドルにロックという感じの概念を見ていなかった為に彼女のアイドルとしての姿にびっくりした部分もあったと思います。ジュリアって夢を俯瞰的に見ているというよりは夢自身を背負って一緒に歩いているというスタイルをしていて、その一面が特に気に入りました。今アイマスで誰が一番好きかと言われたらジュリアですかね。
ジュリアのことが大好きになって初めてゲームに課金して初めて天井したきっかけのカード。当時は身を削って課金をしてたので天井でも来てくれたのがすごく嬉しかったのと同時にカードのコミュも初詣にジュリアと一緒に行くコミュで「俺とジュリアが一緒に初詣行ってるぞ…!」って普通に妄想とかしてました。恥ずかしい。
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次が七草にちかちゃん、にちかは周りでヤバいの来たぞ!って言われててじゃあ触ってみようかとなり見てみたらこんなに逆風が吹いている子が居るんだ…とビックリしちゃったんですよね。283プロのアイドルって先天的な才能がある子という描写が誰しもコミュのどこかであるんですけどにちかにはそういう描写がまだ無く、ある種最底辺からの始まりで才能に苦悩している姿が印象的で…アイドルがここから立ち上がる姿が見れるのかと思って好きになりました。他人に悪口を言っているつもりが自分に帰って来ている事がにちかにはあるじゃないですか。そこがかなり僕自身に似ている部分もあるので重なっている部分もあるんでしょうね。
基本アイドルマスターどれだけ辛くても最後ハッピーエンドに終わるような展開が多い印象ですが、この七草にちかのコミュはその辛い過程がずっと続きます。それも理不尽な出来事で悩まされることではなく、自分の才能の無さ、「無個性」で悩むシーンがずっと続きます。なんか、これまでのアイドルマスターが抱えてきた辛さがより営利で違うベクトルで突き刺さっていまい、ものすごくしんどかったんですよね。まるで現実で起こっている事柄をそのままゲームに焼き付けるイメージで。くそしんどいじゃんかよ~ってゲロゲロ吐いてました。そのなかで七草にちかとして初めてのSSR、【まっクろはムウさぎ】のコミュがめちゃくちゃ印象的に残っています。
それは七草にちかの夢が語られる内容です。その夢の内容とは『ビッグになって家を買う。』です。極めて誰もが願う夢なのですが、その夢を語る七草にちかの声色や表情がめちゃくちゃ優しくて、この七草にちかっていう女の子はすごく家族に大事に育てこられたことがわかりますし、何より今までのにちかで一番自信に満ち溢れてるなっていう印象が強く残りました。彼女が今までやってきた自虐的な一言もプロデューサーに慰めてほしい、励ましてほしいという一種のSOSかもしれないと個人的に思いました。
そんな彼女をぼくたちプロデューサーは見守ることしかできませんが、彼女の活躍と彼女が好きな人の姿を目に焼き付けたいです。これからも。
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和泉愛依ちゃんはストレイが実装された当時も騒がれててその流れに乗る感じで見ました。見た目がそもそも好きなんですが彼女の内面的な所で実はあがり症って言う面があるじゃないですか?そのマイナス面を彼女は寡黙キャラという設定で隠しつつアイドルをするんですけどそれって実は解決になってないんですよ。よくあるサクセスストーリーではその面を克服するのが中心になったりすんですけどシャニマスの中の愛依はその対処法がよくあるストーリーと異なる点で。そういう弱さを背負って戦う!という軸がストレイライトにはあって…そういう意味でアイドルとしてのあり方が一番好きなのは愛依ですね。
ぼくが和泉愛依の物語で一番好きなところは「あがり症を長所として活かして、そのままクール無口キャラへプロデュースする」っていう弱さを克服すらしていないけど、弱さを無理やり強さへ変換してパフォーマンスとして活かしているところなんですよ。
その和泉愛依という人間としての強さと優しさが初めて全面に出てるのがこのカードのコミュでなんですよね。概要を軽く説明すると和泉愛依の友人であるさなぴーがプロデューサーのことを「愛依に無理をさせているんじゃないか」と問い詰めます。そのことに対し和泉愛依は「そんなことない!」と激怒します。その食事会以降、和泉愛依は少し元気を無くします。それを見かねたプロデューサーは街が見える高台まで車を出して「思いの丈、叫ぼう」と提案します。(いくつか選択肢はありましたが、ぼくはこっちを選んだのでこちらのルートで説明させていただきます。)すると愛依は「絶対トップアイドルになってやる。」と叫びます。これは自分の目標を再確認できた瞬間でもあって。「さなぴーに安心させるため」の言葉でもあるんだなって個人的にはすごく思いました。そこをどうしても伝えたい、保管させたかったからストレイライト×テレキャスタービーボーイMADでLINE風のシーンを制作しました。優しくて強くてかっこいい、そんな和泉愛依がぼくは大好きです。だからぼくはこのカードが大好きなんです。
⑤では感情はそれぞれどういったものを持っていますか?
ジュリアとの関係で言えばPとアイドルというより一緒に音楽を作るような関係で居たいと思います。何かを表現する者同士という意味で仲間意識が強いですね。仮面ライダーとイナイレを見ていたので両作品のテーマにもなっている相棒って言うスタイルを保ちたいという気持ちもあるのかな。
にちかはなんだか仲間意識とは別の所にあります。とは言えまだまだ整理がついていないんですよ。だから今はとりあえず彼女の人生を見届けたいなと思います。
愛依はさっき言った通りアイドルとしてステージに立つ時は変身しているような面があって弱い自分から強い自分に変わるっていうカッコ良さに憧れています。
飛鳥は前々から言ってるんですが公園のベンチでブラックコーヒーを飲む仲になりたいなと思っています。イチャつきというよりはパートナーとしての意識が強いのかなと思います。
⑥動画などにその思いを表現する際に意識している事はありますか?
意識しているのは自分の好きな表現をアイマスに取り入れるっていう事で、それをこれからも出来ればいいなと思っています。実写を映像に取り入れる表現が特に好きで…あとはキルラキルなどの要素で凄く大きな文字を取り入れたりですかね。ボカロのMVを見てきて育ってきたので見ていて気持ちいい!と感じる瞬間のある動画を最終的に到達点として作っているという感じです。それを全部まとめた時に僕が伝えたい事が伝わって見ている人が感動できるものが作れればいいなと思っています。最近はソフトも新しくしたので楽しんでいこうと思います(笑)
⑦最後にこれからの展望などについてお聞かせください。
これからも動画を作っていきたいな~と思います。SSとかも始めたのでせっかく創作をやるなら公式には出来ない表現をやりたいな!という具合にシンプルですがこんな気持ちで頑張ります!
ー今回はインタビューありがとうございました!
はい!ありがとうございました!
【筆者ひとこと】
動画技術が凄い方!という認識をしていた筆者でしたがインタビュー前の取材として動画を視聴した時にアイドルの感情の読み取り方や色んな角度や立場からの目線が新鮮で見ていく度に「この描写の理由を話し合いたいな…」と思ってしまう程素敵な感性を持っている方でした。動画を作っている端くれとしても参考にしつつ、色んなアイドル観をこれからもお話したいと思うインタビューでした。
【J@QのM@STER Question 企画概要】
『人間は自らの感情でも認識し得ない領域があり、それは話す事などのアウトプット作業で初めて気づくことが出来る』という筆者自身の経験に基づき、インタビューというアウトプットの機会を提供する事で様々なアイドルとプロデューサー(ユーザー)の関係を調査したい、という思いから生まれた企画となっております。どうぞ出演者の皆様の経験や関係に想いを馳せてくだされば幸いです。
【筆者紹介】
J@Q(じぇいきゅう)
応援しているアイドル⇒本田未央、松山久美子、矢口美羽
担当としてプロデュースしているアイドル⇒風野灯織、七草にちか
性癖全部詰め込みアイドル⇒中野有香
矢口美羽非公式応援Discord『美羽コード』管理人