アイドルマスターが好きなプロデューサーの皆さんにインタビューを行う【J@QのM@STER Question】、始まります。 当企画の概要は記事の最下部に掲載がございますのでそちらからご覧ください。
さて本日はその第一回、はじめに相応しい方を御呼びしました。
夕凪(@mr1406n)さんです。
夕凪-ゆうなぎ-:現在触れているアイドルマスターシリーズはシンデレラガールズ。担当アイドルはアナスタシア、藤原肇、並木芽衣子、中野有香、氏家むつみ、若林智香、白雪千夜。特別な感情を持っているのはアナスタシア、藤原肇。趣味は旅行、競馬、野球、担当のパブリックサーチなど。生放送なども主催している。
ー本日はよろしくお願いします。
宜しくお願いします!
ー私との初対面は2o2o年5月に開催された『俺からの虹色レター』*1での音源でしたね。(当時夕凪さんは藤原肇、筆者は松山久美子で投稿していた)
そこまでメモしてるのね(笑)
確か当時はすげぇのが来た!と感じたのを覚えています。
こんな美しい文章ある????担当アイドルのように美しいよ #俺からの虹色レター
— 夕凪 (@mr1406n) 2020年5月2日
ーそれは凄い嬉しいですね!何だかんだ一年ですもんね。
早いよ~(笑) 当時はJ@Q君の事をべた褒めしてました。懐かしいね。
ー“アイドルとの関係を見つめる”という当企画の観点からすると、当時まだ自分とアイドルに関する概念が固まっていなかった私に夕凪さんは今日の日まで強く影響を与えてくださっています。
ホンマか~?
ーここで嘘つかないですよ!
ーそれでは本日はよろしくお願いいたします。8つほど質問を用意しています。
①アイマスに出会った時期はいつですか?キッカケは覚えていますか?
出会った時からアイマスにガッツリハマったという感じではなく徐々に知っていったという感じですね。
ニコマス*2が流行った時期の2010年頃、MVに音楽を載せるなどの文化が流行っていた時期があって、そこで知ったのを覚えています。ただその時は畑が違うと思っていて、面白い動画があるな、という程度でした。
ーその動画群を見るだけだったということですか?
そういう感じですね。
ーニコニコ動画ではどんな動画を見ていましたか?
元祖御三家*3の時代で東方側の人間でした、なのでその辺りの動画を見ていましたね。ゲームも買えるようになったので東方はそっちでも楽しんでいました。その中でアイマスは『他の盛り上がっているコンテンツ』としての認識でした。ゲーセン通いだったのでX-boxを買うつもりも無くアイマスにも触れず、という具合ですかね。
ーそこから触れるようになったキッカケは何でしょう?
大学2~3年生の時にアニマスの再放送があったんですよ、その時に意識するようになり、その後何となくPSPのシャイニーフェスタに触れました。
なんとなくそういうの(アイマスというコンテンツ)があるというのは知っていた、という感じです。アイドルとの出会いの入り口は天海春香で、『主人公って良いな』という感情があったのを覚えています。ただその時はふんわりと良いなと思っていただけなのでその時はどっぷりハマると思っていませんでしたね。
ーではそこからシンデレラガールズに触れたのはいつ頃でしょうか?
シンデレラとのキッカケは大学3~4年のゼミ友達からモバゲーの話を貰ったことでした。2013年だから俗に言うコンプガチャ問題が話題になった時期ですね。その時ちょうど論文を書かなくてはならなかったのでソーシャルゲームの研究をしたいと思った為にモバゲーに触れました。ちょっと時期はズレているかもしれませんがその頃だったと思います(モバマスPRPによれば2012年6月に登録のデータアリ)。モバマスは初期投資が無かったので始めやすかったのも大きかったですね。凄い不埒な理由ですが(笑)
②それまではどんなコンテンツを追っていましたか?
ゲーム全般を楽しんでいました。
元々音ゲーや三国志大戦を友達とやっていて、そこからロードオブヴァーミリオンに出会いやりこんでいましたね。他に強いて言うならブラウザゲーム(FFaFFb)ですかね、知っている人どれくらいいるのかな(笑)
メイプルストーリーなどを中学生の時代からずっとやっていましたねぇ。熱中して親に怒られたのを覚えています。やっていてハードディスクが飛んだりというのもあったな(笑) こんな感じでゲーマーのオタクとして毎日を過ごしていました。今もこの頃の影響はかなりありますし、土台になっていると思います。
ーアニメなどは見ていましたか?
そこまで見ていたわけじゃないんですが2011年頃の「花咲くいろは」や「まどマギ」などを見ていました。当時のゲームをするコミュニティーにアニメオタクが居てその影響で触れていたという感じですかね。その影響で一時期アニメ実況もやっていました。
それで確か同時期くらいにリア友が「ひだまりスケッチ」(2012年)を見ているのに気が付き一緒に見るようになりました。「ひだまりスケッチ」を見た話をしたらすごい勢いで捕捉されて、そこでもフォロワーが増えましたね(笑)
その頃のフォロワーとは今でも交流があって、僕のツイッターのヘッダーにある岡山の写真を撮った旅行にも一緒だったくらいです。悪口を言い合えるような気の置けない関係ですね、僕の中での最大級の仲の良さ表現ですよ。
あと触れていたコンテンツを言うならアトリエシリーズは性癖をこじらせたゲームですね。競馬、ひだまりスケッチ、ロードオブヴァーミリオン、そして最後にアトリエシリーズが僕の中での4本柱ですね。この4つは外せません。
夕凪さんが四本柱と挙げた作品。今までの歴史が確かに刻まれている。
ーこうやって挙げていくといろいろ触れているんですね!
そうですね、これらのコンテンツは今を構成する積み重ねになっています。
③今こうやってアイドルのことが好きになった自分は昔の自分からすると想像できましたか?
全く出来ないね!そもそもアイマスに転がっている姿が存在出来なかったので。アイマスに触れたのは碌でもない理由でしたし、話題になっているから調べてやろう!くらいの感覚を持っていました。(当時『THE IDOLM@STER』がプレイ出来た)X-boxは高くて手を伸ばせなかったのもあります。今を想像しろってほうが無理です。当時はそのままゲーセンにずっといるものだと思っていましたね。ゲーセン自体に最近は行かなくなってしまったんですが(情勢や仕事など)、マジアカの検定などがあれば今でも行きます!アイマスに入るのが想像できなかったしこうやって足を掴まれると思っていませんでした。
④担当アイドルそれぞれ一人ずつについて好きになった理由をお聞きしたいです!
モバはどのアイドルが好きとでもなくやっていましたが2013年7月月末ガチャでアナスタシアがガチャで出ました。そのイラストがドンピシャでハマっちゃって、スターリービーチですね。そのガチャを見た瞬間にちょっと古い言い方ですがビビっと来ました、なけなしのお金をはたき何とかお迎えをしたのを覚えています。カードイラストに驚いたのが大きいので手に入ったらラッキーだったなという感覚ですがあのカードは神秘的であり幻想的だったために刺さってしまい迎えまして、そこから付き合いになるという形です。
…それだけならよかったんですが、2013年10月にドリームライブフェスティバルで上位に藤原肇が登場しました。そのカード(憧憬の絵姿)は今でもフロントに置いています。
憧憬の絵姿も気に入った理由はこのイラストが良いなと思ったからですね。しかし当時は(イベント上位へのランクインが)難しいものだとわかっておらずゲットできませんでした。その時資産を集める為にさっきのアナスタシア(スターリービーチ)を手放したんですがそれでも迎えられなかったんですよ、そこでアイマスを辞めました。ゲーセンだったり他にやる事もありましたし。
戻ってくるのは2015年のデレアニにアナスタシアが居たのを確認し「出るなら見ようかな」という感じで視聴開始しました。
確かその頃にはもう並木芽衣子さんが好きだった気がします。彼女に関しては明確な時期は無いんですがもう当時は好きだったんですよね、いつの間にかいたという感覚です。
その後アニメでのサプライズで中野有香に声が実装され、日々鍛錬!のカードが直後実装されました。その時は僕自身注目していなかったんですが、周りでアイカツが流行っており下地紫野さんが話題になり、そこで中野有香に声を当てている事を知り気になるようになりました。
むつみちゃんはデレステのSSRでコンセプトに合うと思いお迎えしましたね。
ー分かります。躍動感あふれる冒険がモチーフの工夫を凝らした意匠の数々が魅力的ですよね。
そうなんですよ~!
その後事務所のアイドル達を鑑みた際に白雪さんと智香ちゃんが欲しいと考えました。智香に関してはフォロワーの影響も大きかったですね、太陽のような子が事務所に居ないなと感じて欲しくなり、SUN♡FLOWERを踊らせたところ「この子ヤバいな!」と思い好きになってしまいました。
白雪さんは面倒臭い、良い性格をしていてそんな彼女を見てやってやろうじゃん、という感情が出てきました。
⑤担当アイドルに7人について『共通しているな』という特徴はありますか?
無い!それぞれの子を理由を見たらわかると思うんですけどそもそも特徴は揃ってないし、揃えたがらないところがあります。シンデレラは個性がぶつかるから面白いのであり、揃っていたら面白くないじゃないですか!自分の目線では分からない事が起きるので好きになるんですよね。そこがシンデレラの楽しみだと思う。不揃いであることを好きになってしまいます、揃っていると自分がやる事が無くなっちゃうからね(笑)
⑥趣味や夕凪さん自身の経験と担当アイドルの好みは関係あるのでしょうか?
これも無いな、無い(笑) 強いて言うなら並木芽衣子との旅行の関係だけど引っ張られたわけではないですね。逆に星を見るようになったり岡山に行くようになったのを考えると、アイドルに変えさせられているっていうのが近いですね。
キャラ的な好みだと事務所の子は統一性がないですが、アナスタシアのみに関しては銀髪ショートカットの女の子に惹かれたというのが大きいかな。
藤原肇に関して言えば露骨です(笑)後から見ると明らかにこの系統の女の子に弱くて・・・。
それ以外に関しては一緒に居たら楽しい存在というのは一緒かもしれません。それ以外の担当達共通で言えるのは仕事したら楽しそうだなという感覚ですね。有香に関して言えばかなりおもしろお姉さんみたいなところがありますからね。そういう存在に惹かれます。
⑦特別な感情、と書いてくださった2人について具体的にどんな感情なのか教えてください!
アナスタシアに関しては言うと僕自身にカッと熱くなってしまう所が時々あって、過去に振り回してしまった点もあるので負い目を感じている節がありますがそれでも頭から離れなかったんですよね。
ーデレアニを見たのもその付き合いの関係からですもんね。
そうなんですよ、だからこそ大事にしたいって感覚はあるのかも。関係をどうしようかなと思っていた時に「たくさん!」が出たのがターニングポイントで、アナスタシアはこういう子でいいんだな、と思えたのが大きかったです。昔に比べればそういった点は落ち着きました。
いつまでも相棒でいたいというのは常々言っています。
藤原肇に関して言うと僕は彼女に根本的に形を変えられてしまいました。岡山に行ったのも彼女の影響(出身地)ですから。デレ4thで神戸に行った際から関西の空気感に合うのを感じて、そこからずっと関西方面への興味はあったんですよね。そこに現れたのが藤原肇ですね。彼女本位で動くことが増えました。そんな彼女を通して焼き物にも興味が湧きました。影響を受けすぎて困っています(笑)ただそうやって影響を受けているだけじゃなくてここ1年で彼女の為にもっとしてあげたいという決心がつきました。
二人とも僕と色々あったし、僕が色々変えられたからこそ、こうして感情の内容こそそれぞれ違いますが今まで追い続けられました。その経験がかなり大きいですね。僕も彼女達と居て変わったし彼女達と居る事で周りの目も変わりました。ゲームに人生を変えられるっていうのは僕はあると思ってますし。だからこそ変化であったり特徴が不揃いであることが好きだったんだろうな。
⑧最後に、もし肇ちゃん、アナスタシアちゃんそれぞれと一緒の休暇が1週間用意されたら何をしたいですか?
好きな事をやらせます!自分で言うのは恥ずかしいですがこの二人が楽しいのであれば自分も楽しいのでね。色んなところに行くのが好きなので二人とならどこに行っても楽しいし、あえて休むのならそれでもいいです。好きな事を出来る範囲で決めてやろう、という考えですね。個人的には折角なので行った事の無い場所に行きたいけど事務所の周りでも全然構わないかな。僕は二人と一緒に居る時間が好きなので。結果的に肇とアーニャと一緒に居る時間で彼女たちが楽しんでいたらそれは成功なんですよ。ただこの二人は彼女達だけが楽しむ時間だけになるのを許さないと思います(笑) 僕は二人に振り回されると思いますし。もし1週間であったとしたら僕で3日間、彼女達で4日間で分け合うと思います。お互い影響を与えたがりなのかもしれないですね。
ー今回はインタビューありがとうございました!
はーい、ありがとうございました!
【筆者ひとこと】
僕がアイドルに対して様々な感情を出してもいいのか、と悩んでいたところ背中を押してくれたのが夕凪さんのプロデュースをする姿でした。氏のアイドルに対してまっすぐに真面目に向き合う姿勢が少しでも記事で紹介できていれば幸いです。記事の概要が固まっていない中様々なアドバイスまでして頂いた夕凪さんには感謝しかありません。
【J@QのM@STER Question 企画概要】
『人間は自らの感情でも認識し得ない領域があり、それは話す事などのアウトプット作業で初めて気づくことが出来る』という筆者自身の経験に基づき、インタビューというアウトプットの機会を提供する事で様々なアイドルとプロデューサー(ユーザー)の関係を調査したい、という思いから生まれた企画となっております。どうぞ出演者の皆様の経験や関係に想いを馳せてくだされば幸いです。
【筆者紹介】
J@Q(じぇいきゅう)
応援しているアイドル⇒本田未央、松山久美子、矢口美羽
担当としてプロデュースしているアイドル⇒風野灯織、七草にちか
性癖全部詰め込みアイドル⇒中野有香
矢口美羽非公式応援Discord『美羽コード』管理人